主催
日本の人事部「HRアワード」運営委員会
後援
厚生労働省 経済産業省(予定)

入賞者一覧

日本の人事部「HRアワード」2019トップ > 入賞者一覧:書籍部門
皆さまからいただいたご意見を基に、300点を超えるエントリーの中から、「企業人事部門」「書籍部門」「プロフェッショナル部門」の入賞者55点を決定しました。あなたの声により、最優秀賞を決定します。ぜひ投票にご協力ください!

書籍部門

(1) insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

(著者:ターシャ・ユーリック/監訳者:中竹竜二/訳者:樋口武志/出版社:英治出版)

成功と失敗を左右する、最も重要なのに最も見逃されている要素、「自分を知る力」

仕事での成果や良好な人間関係、そのカギは「自己認識」にある。しかし、多くの人は思い込みにとらわれ、自分の可能性を狭めてしまっている。ビジネス界でも活躍する組織心理学者が膨大な先行研究と自身の研究・実践から、自己認識の構造を理論的に解明し、思い込みを乗り越え、より深く自分を知るための方法を伝える。

各界のプロフェッショナルも大絶賛!!

「単なる一過性のスキル・ノウハウ本ではない。根底から自己認識の大切さを紐とき、誰もが一生をかけて、本気で向き合っていかなければならい自己を知るためのガイドラインとなっている」(本書監訳者、株式会社チームボックス代表取締役、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター 中竹竜二氏)

【書籍情報】http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2270

(2) オーセンティック・リーダーシップ

(編:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部/訳:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部/出版社:ダイヤモンド社)

かつて、優れたリーダーには類型があった。しかし現在、誰かをまねるのではなく、自分らしさを大切にする「オーセンティック・リーダーシップ」に注目が集まっている。

自らの人間性に忠実なリーダーシップこそが真正のものであり、職場で自分をさらけ出せるリーダーが皆の信頼を勝ち取るという。これは、リーダーの権力が肩書きや地位で決まっていた時代への反動であり、2008年の世界金融危機を境に、ますますその傾向は強くなっている。

とはいえ、過度に自分のスタイルにこだわることは、リーダーとしての成長を阻害しかねない。ハーバード・ビジネス・スクールのビル・ジョージ、『誰もがリーダーになれる授業』著者のハーミニア・イバーラほか、著名な執筆陣が、その本質やメリット・デメリットを説く。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478104989.html

(3) 会社人生を後悔しない 40代からの仕事術

(著者:石山恒貴、パーソル総合研究所/出版社:ダイヤモンド社)

「会社人生、これでよかった」と言えるために――。

長期雇用を前提に、昇進・昇格の可能性を従業員に広く与え続ける日本の雇用慣行は、ミドル・シニア期に動機づけが難しくなるという構造的な欠点を抱えている。一方で、人生100年時代と言われ、長く働き続ける必要がある現代日本において、言い知れぬ停滞感を抱き、職場での居場所を失っていくケースも考えられる。

本書では、ベテラン社員4,700人の大規模リサーチを基にしたミドル・シニア期の「仕事論」に特化。「昇進の壁」「社内孤独死」「役職定年の罠」「定年後」など、これまで個別の経験談や持論が多くを占めていた、働き手一人ひとりが知っておくべきポイントを解明し、会社人生を仕切り直すため行動を22の仕事論に分けて取り上げている。

自分の会社人生を考える若手からシニア層まで、全ての働き手が知っておきたい、「このままでいいのか……」を解消する学びの処方箋的な一冊といえるだろう。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478104217.html

(4) 感情の問題地図~「で、どう整える?」ストレスだらけ、モヤモヤばかりの仕事の心理

(著者:関屋裕希/出版社:技術評論社)

「怒りをコントロールする」「悲しみをなかったことにする」そんな感情との付き合い方は、もったいない! 怒り、悲しみ、落ち込み、不安とうまくつきあうには?

「上司や同僚、お客さんにとにかくイライラしてしまう。そんな自分が嫌!」
「期限に追われてばかりで、ちっとも気持ちが休まらない」
「まわりの目や評価が気になって、自分らしくふるまえない」
「ときどき、なんだかむなしくなる」

いろいろな仕事を一人でこなさなければならなくなり、プレッシャーが増加して時間のゆとりが減ったり、達成感を得にくかったりする今、どうすれば自分を守れるのか?

かつてなくストレスフルな仕事環境で感情とうまく付き合う方法を、学術研究と個人・企業両方の臨床経験のどちらにも強い著者が体系化。マインドフルネスなど最近の動向もふまえつつ、専門家でないとあまり知らないけどだれでも実践できる対処法を教える。

【書籍情報】https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9789-0

(5) コーチングの神様が教える「できる女」の法則

(著者:サリー・ヘルゲセン、マーシャル・ゴールドスミス/訳者:斎藤聖美/出版社:日本経済新聞出版社)

男性と女性で「仕事ができる人の法則」に違いがあった!
昇進、昇給、転職といった「キャリアアップ」を阻害する「女性特有の12の悪癖」を、コーチングの神様がお教えします。

ここまでのあなたを支えてきた「強み」は、ここから先の「弱み」かもしれない。

「完璧主義」「過去を反芻する」「実績をきちんと言わない」といった女性特有の悪癖を理解し、キャリアのために何を身につけるべきなのか?

男性上司が部下にアドバイスする際にも役立つ視点が満載、女性リーダーシップ研修にも最適な一冊だ。

【書籍情報】https://www.nikkeibook.com/item-detail/32255

(6) THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

(著者:ダニエル・コイル/監訳:楠木建/訳:桜田直美/出版社:かんき出版)

大きな成功を収めるチームには、いったいどんな秘密があるのだろうか。本書では、Googleやデザイン企業IDEO、ピクサー、アメリカ海軍ネイビーシールズといった高度なチームワークを誇るプロ集団から、コメディ集団、悪名高い宝石泥棒集団まで、幅広いチームの実例を分析。チームの学びを促し、協力と信頼の関係を構築し、前向きな変化を起こすことができる具体的な戦略を導き出している。また、成功例だけではなく、失敗例も取り上げており、してはいけないこと、よくある失敗への対処法、そして雰囲気の悪いチームを生まれ変わらせる術を学べる。

最先端の科学、世界クラスのリーダーたちが知っている現場の知恵、そして行動のためのアドバイスが詰まっており、単なる個人の集まりから化学反応を起こして最強のチームとなるヒントを得ることができる。組織開発や組織活性化に取り組む人事担当者はもちろん、経営の中核をなすリーダーにも学びの多い一冊といえる。

【書籍情報】https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761273828

(7) THE TEAM 5つの法則

(著者:麻野耕司/出版社:幻冬舎)

偉大なチームに必要なのは「リーダー」ではなく「法則」だ。

「個」の重要性が叫ばれている今。組織が現状からさらなる成長・脱却を遂げるためには、個と個をつなぐ「チームワーク」が重要だ。一方で、正しいチームづくりを学校や会社で体系的に学んだという人は少ないのではないだろうか。

本書では経営コンサルタントとして数多くの組織改革にかかわってきた麻野耕司氏が、「Aim(目標設定)」「Boarding(人員選定)」「Communication(意思疎通)」「Decision(意思決定)」「Engagement(共感創造)」という五つの法則を基に、精神論や経験則ではない、成功するチームとはなにかを科学的に分析・解説した内容となっている。

ビジネスパーソンはもちろん、子どもから主婦、老人に至るまで老若男女誰しもがかかわる「チーム」。経営層や組織開発をになうリーダー層だけではなく、よりよいチーム作りを考える全ての人にとって必読の一冊といえるだろう。

【書籍情報】https://www.gentosha.co.jp/book/b12359.html

(8) 残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?

(著者:中原 淳、パーソル総合研究所/出版社:光文社)

超高齢化社会を迎え、あらゆる仕組みをアップデートする必要に迫られている日本。女性やシニア、外国人をはじめとした多様な人々の力が鍵となる中、それを拒む最大の障壁が、日本独特の働き方「残業」だ。

政府も企業も「働き方改革」を叫ぶ今、本当に必要なのはそれぞれの「持論」ではなく、客観的なデータを基にした「ガチ」な対話。

一体なぜ、日本人は長時間労働をしているのか? 歴史、習慣、システム、働く人の思い――2万人を超える調査データを分析し、あらゆる角度から徹底的に残業の実態を解明。

「残業はどのような職場や上司のもとで発生するのか、という根本原因を掘り下げること」「残業が、長期的にどのようなリスクを抱えるのかを論じること」「残業を抑制するためには、どのように組織ぐるみの工夫を行っていけばいいのか」を包括的に論じる。

仕事と人生の「希望」は、ここから始まる。

【書籍情報】https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043865

(9) 幸せな職場の経営学

(著者:前野隆司/出版社:小学館)

「働き方改革」という言葉があちこちで使われるようになったが、実際に職場で何か改善されているという実感が持てない、という声も聞こえてくる。

アメリカの研究では、「幸福度の高い従業員の創造性は3倍、生産性は31%、売上げは37%高い」というデータもあり、世界で「幸福度」は科学的に分析され、ビジネスに取り入れられている。

それを考えればこれからの時代、トップダウン式の組織は生き残れず、リーダーは調和型で、可能な限り部下に権限譲渡し、働き方は個人の裁量に任せるような仕組みにしなければ業績は上がらない。

日本企業は「社員の幸せ」について、何を取り違え、何につまずいているのか。また、社員が幸せになるとどう成果や業績に変化が現れるのか。

「幸福学」の日本の第一人者・前野隆司氏が、取材を重ねて得たデータを公開。ヤフー、ユニリーバほか、「幸福学」をベースにした職場の変革で業績アップした実例を現場の声と共に紹介する。

【書籍情報】https://www.shogakukan.co.jp/books/09388690

(10) 「承認欲求」の呪縛

(著者:太田 肇/出版社:新潮社)

長年にわたり承認欲求の「光」の面を研究してきた著者が、人が無意識のうちにとらわれる承認欲求の「影」を読み解く。

SNSで「いいね!」をもらうことに全身全霊を傾けてしまう人がいる。職場で表彰されたために「もっとがんばらねば」と力んで心身を蝕(むしば)む人がいる。エリートであるがゆえにプレッシャーを感じて、身を滅ぼした人もいる……。また、組織では、パワハラ、過労死・過労自殺、組織不祥事が後を絶たない。

全ての原因は「承認欲求」の呪縛だった。これらは特別な人たちだけの問題ではなく、誰でも一定の条件がそろえば当事者になりうる。

誰しもが持つ欲求の本質を深く探り、上手にコントロールする画期的な方法を示す。人間関係の向上や組織での成果アップに変換するヒントが詰まった一冊。

【書籍情報】https://www.shinchosha.co.jp/book/610800/

(11) 組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす

(著者:中原 淳、中村和彦/出版社:ダイヤモンド社)

いま、人事分野で注目を集めている「組織開発」。一般的には、組織の「健全さ」などを高めることを目的に、コミュニケーションを活性化させる取り組みを指しているが、どこか「つかみどころのない概念」と感じる人は多いのではないだろうか。

「組織開発」とは、つまるところ何なのか。

その基礎にはどんな「理論」があり、どんな「実践」が可能なのか。

なぜいま、これほどまでに「組織に関わる人たち」をひきつけているのか。

組織開発の研究に取り組む立教大学教授・中原 淳氏と南山大学教授・中村和彦氏の二人がタッグを組み、組織開発100年の歴史をさかのぼって、その思想的源流から手法の変遷までを解説。また、キヤノンやヤフーをはじめ、ふだん外部の目に触れることのない組織開発の企業事例を五つ収録している。経営幹部やマネジャー、人事担当者など、職場と組織を作る全ての人にとって必読の一冊だ。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478106440.html

(12) 組織行動 -- 組織の中の人間行動を探る

(著者:鈴木竜太、服部泰宏/出版社:有斐閣)

人間はやる気が出ないこともあれば、仕事に没頭することもある。組織内でメンバー同士のもめごとが起きるかと思えば、1+1が3にも4にもなる。人が組織においてさまざまな行動をとる理由は何なのだろうか。

本書は、組織の中で多様な人々が起こすさまざまな行動を理解しようとする。人がなぜその行動をとるのかを理論的に明らかにすることは、多様な人が属する職場におけるマネジメントの参考になるだろう。例えば、部下の行動に、マネジャーのアクション・マネジメントがどのように影響しているかがわかれば、部下がモチベーション高く働く環境を整えることもできるだろう。

初心者でも実際のシチュエーションを想像し、自分ごととして考えながら学べる構成で、理論と現実を行き来しながら、発展を続ける組織行動論の考え方を身につけられる一冊。

【書籍情報】http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641150669

(13) タニタの働き方革命

(著者:谷田千里、株式会社タニタ/出版社:日本経済新聞出版社)

株式会社タニタが展開する「日本活性化プロジェクト」は、希望社員を雇用から契約ベース(フリーランス)に転換、主体性を発揮できるようにしながら、本人の努力に報酬面でも報いる社内制度。経営者感覚を持って自らの仕事内容や働き方をデザインでき、働く人がやりがいを持って心身ともに健やかに働ける「健康経営」の新手法だ。

働く時間も、働き方も、やるべき仕事も、すべて自分で選んで、コントロールする。寝食を忘れて働くときもあれば、長期の休暇をとって自分を磨くことも自由にできる。他流試合も行い、そのスキルをまたタニタにフィードバックもできる。そんな本当の意味での「健康経営」を求めて生まれた本プロジェクトは、どのように進められ、どのような効果があったのか。谷田社長やプロジェクトメンバー、管理職層などのさまざまな声をもとに追いかける。日本の働き方に一石を投じる一冊だ。

【書籍情報】https://www.nikkeibook.com/item-detail/32282

(14) 天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

(著者:北野唯我/出版社:日本経済新聞出版社)

あなたは凡人? 秀才? それとも天才?

本書はネット上で大きな反響を読んだブログ『凡人が、天才を殺すことがある理由。――どう社会から「天才」を守るか』を物語にし、書籍化したもの。

天才肌の女性創業者社長に惚れ込み、起業に加わって10年。会社は大きくなったが、新事業は振るわない。「社長は終わった」などという声も聞こえてくる。そんな悩みを抱える広報担当の青野トオルは、謎の犬ケンと出会う。関西弁と東北弁がまざった珍妙な言葉を使うケンは、トオルの疑問に当意即妙に答えていく――。

人間の才能とは何か、なぜ人はすれ違ってしまうのか、私たちは自分の中にどのように才能を見い出し、どうやって伸ばしていけばいいのか。今最も注目されるビジネス作家が90分で読める物語にまとめた、超・問題作。物語を楽しみながら、人間の才能について考えることのできる一冊だ。

【書籍情報】https://www.nikkeibook.com/item-detail/32253

(15) 日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義

(著者:デービッド・アトキンソン/出版社:東洋経済新報社)

「日本人の優秀さ」こそ、この国の宝だ――。
「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。

「人口減少」「高齢化」という未曾有の危機に対して、日本人はどう戦っていけばいいのか。日本在住30年、日本文化に精通する著者が外国人エコノミスト118人の英知を結集して、日本人の未来を示す。

経済の低迷、それにともなう子どもの貧困、地方の疲弊、文化の衰退……さまざまな出来事を目の当たりにし、「大好きな日本を何とかしたい」と考えた著者が、さまざまなデータや研究結果を基に、日本人がとるべき行動を論理的に説明していく。

なぜ最低賃金を上げるべきなのか。生産性が高まることで何が変わるのか。人材をどのように育成していけばいいのか――。人材の側面から企業の成長を担う人事にとって、必読の一冊といえるだろう。

【書籍情報】https://str.toyokeizai.net/books/9784492396469/

(16) ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

(著者:山口 周/出版社:ダイヤモンド社)

20世紀の後半から21世紀の初頭におけるいわゆる「優秀な人材」は、従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い人材だった。著者は、今後このような人材が「オールドタイプ」として急速に価値を失い、自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材=「ニュータイプ」が活躍するようになると説く。

これからの時代、優秀な人材が備えるべき思考・行動様式は、下記のようにオールドタイプからニュータイプへシフトしていく。

  • 「正解を探す」→「問題を探す」
  • 「予測する」→「構想する」
  • 「KPIで管理する」→「意味を与える」
  • 「生産性を上げる」→「遊びを盛り込む」
  • 「ルールに従う」→「自らの道徳観に従う」……他

本書は、大きく切り替わった時代をしなやかに生き抜く、「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」をまとめた生存戦略の決定版である。

【書籍情報】https://www.diamond.co.jp/book/9784478108345.html

(17) NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

(著者:パティ・マッコード/訳者:櫻井祐子/出版社:光文社)

業態の大進化を遂げながら、なぜ急成長できたのか?

  • すべてのポストに優秀な人材を採用する
  • 業界トップレベルの給料を払う
  • 有給休暇は廃止(従業員の裁量で休む)
  • これからの業務に適さない人には退職してもらう
  • 人事考課制度は時間と労力のムダ

DVDの郵送レンタルから、映画のストーリミング配信、オリジナル・コンテンツ製作へとビジネスモデルを変化させ、驚異的な成長を続けるNETFLIX社。現在の時価総額は1500億ドル以上、世界190ヵ国以上で配信事業を展開し、総会員数は1億人以上、ピーク時では全米のインターネット帯域幅の三分の一を占めている。

同社がわずか20年のうちに驚くべき業態進化と成長を遂げた秘訣は、型破りな人事制度に支えられたカルチャーにある。本書は、長年NETFLIXで最高人材責任者を務めた著者が、不確実な時代に生き残りと成長を目指す企業のために、その刺激的な戦略の精髄を示すものである。

【書籍情報】https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334962210

(18) 測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか? THE TYRANNY OF METRICS

(著者:ジェリー・Z・ミュラー/訳者:松本裕)

「成功へのカギは成果評価にある」――今日あらゆる組織に蔓延している信念だ。しかし我々は業績の数字化に固執するあまり、測定そのものを目的化していないだろうか。その結果、この「測りすぎ」が組織のみならず、個人の生活を破壊しつつある。

測定基準の改竄(かいざん)はあらゆる分野で起きている。警察で、小中学校や高等教育機関で、医療業界で、非営利組織で、もちろんビジネスでも。世の中には、測定できるもの、測定するに値するものがある。だが測定できるものが必ずしも測定に値するものとは限らない。測定コストは、そのメリットよりも大きくなるかもしれない。測定されるものは、実際に知りたいこととはなんの関係もないかもしれない。そして測定は、ゆがんだ知識を提供するかもしれない――確実に見えるが、実際には不正な知識を。

パフォーマンス測定への固執が機能不全に陥る原因と、数値測定の健全な使用方法を明示した一冊。

【書籍情報】https://www.msz.co.jp/book/detail/08793.html

(19) 名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち

(著者:海老原 嗣生、荻野進介/出版社:白桃書房)

2011年に発行された『日本人はどのように仕事をしてきたか』(中公新書ラクレ)を大幅増補改訂した本書。良い面しか言及されないことが多い欧米型雇用の実態を示しつつ、日本型雇用をその成立過程からひもとき、人事制度の強みはどこにあるのか、またバブルとその崩壊、グローバル化・少子高齢化などの経済・社会の激変の中で、どのような問題をはらむようになってきたのかを語る。

本書がユニークなのは、日本型雇用のさまざまな側面をテーマにした歴史的名著から、現代社会で関心を集める女性のキャリアやブラック企業の問題まで、のべ17冊の著者を原著者への手紙形式で書評しながら論じている点。さらに手紙を読んだ著者たちの返信も掲載する往復書簡形式を取ることで、高度なテーマを暑かったテーマでも読み手が理解しやすい構成となっている。

日本型雇用の理解から変革への手がかりをつかみたい人事担当者に最適な一冊といえるだろう。

【書籍情報】http://www.hakutou.co.jp/book/b377235.html