入賞・受賞者

404件のご応募の中から、厳正なる審査を経て40件が入賞。さらに、『日本の人事部』会員33万人にアンケートを実施。8,355人の投票と、選考委員会による最終選考を経て、14組の最優秀賞・優秀賞が決定しました。2024年のHRを代表する顔ぶれをご覧ください。

最優秀賞・優秀賞

「HRアワード2024」最優秀賞
企業人事部門 最優秀賞

旭化成株式会社

みんなで学ぶ! 旭化成の「新卒学部」
自律的な学びでキャリア不安を解消し、組織変容を実現

受賞者からのコメント

当社は「世界の人びとの”いのち”と”くらし”に貢献します」のミッションの下、社会やお客さまに対して持続的な価値提供を図ってまいりました。

前提となる事業環境や働く環境が大きく変化する中で、変化に適応していくために人財の成長と挑戦はますます重要となっています。当社では人財戦略として、従業員一人ひとりが主体的に学び成長し続ける「終身成長」というキーワードを掲げ、人財の成長と会社の成長の好循環を目指した施策を展開しています。

今回評価いただいた「新卒学部」もその一つです。価値観の多様化やキャリア不安が増加していく時代で、どうしたら新入社員が生き生きと成長してもらえるかを考えていく中で生まれた施策です。「みんなで学ぶ」をコンセプトに、新入社員の主体性によって多くの学び合いの活動が生まれました。今回の受賞も参加者の積極的な活動や巻き込みの成果だと受け止めています。

「みんなで学ぶ」という活動をさらに広げ、社員一人ひとりの成長を支援することで、社会やお客さまの発展にさらなる貢献に尽力していきたいと思います。

「HRアワード2024」優秀賞
企業人事部門 優秀賞

パナソニック インダストリー株式会社

従業員参加率1%から50%へ大躍進! 風土活性化“MAKE HAPPYプロジェクト”の取り組み

受賞者からのコメント

パナソニック インダストリーは、ビジョン「未来の兆しを先取り、お客さまとともに社会変革をリードする。」の実現に向け、「人財資産」を中核に据え、強みであるバリューの拡充を図っています。

「MAKE HAPPY プロジェクト」は、従業員の働く幸せを追求し、組織の風土改革を実現するためのボトムアップの取り組みです。この度、当社が優秀賞を受賞したことを大変光栄に思います。本受賞は、『想いを、動かせ。』人財戦略ストーリーに基づくカルチャー変革の取り組みが高く評価された結果と考えています。

まず、企画に参加してくれた全ての従業員の皆さんに心から感謝申し上げます。また、経営幹部の方々からの温かい支援に心より感謝いたします。そして、事務局メンバーには、プロジェクトを支えてくれたことに深く感謝いたします。今後も、この度の受賞を励みに、従業員一人ひとりの成長と幸福を追求し、より良い未来と豊かな社会の実現に向けて努力してまいります。

「HRアワード2024」優秀賞
企業人事部門 優秀賞

株式会社三菱UFJ銀行

1,750人の人生の転換期をシームレスにつなぐ! 12のコンテンツから成る「復職サポートプログラム」

受賞者からのコメント

当社では、多様な価値観やバックグラウンドを持つ従業員一人ひとりの活躍を通じて、全てのステークホルダーが持続可能な未来、新たなステージへと進むチカラとなるべく、DEIを推進しています。

その一環として、年間1,750人の産育休取得者がシームレスに職場に復帰し、仕事と育児の両立をサポートする仕組みとして、復職サポートプログラム「パレット」を展開してきました。

このたび、当社の取り組みが評価されましたこと大変喜ばしく思います。今回の受賞を励みとして、従業員がおのおののライフステージで持続的に成長・活躍できる環境づくりをより一層加速させ、一人ひとりの円滑なキャリアの継続を全方位から応援する仕組みを創っていきたいと思います。

また本施策等を通じて、少子高齢化などわが国を取り巻くさまざまな社会課題に積極的にチャレンジし、当社のパーパス「世界が進むチカラになる。」を体現できる組織であり続けることに尽力してまいります。

「HRアワード2024」最優秀賞
企業人事部門 最優秀個人賞

木下 達夫氏

パナソニック ホールディングス株式会社 執行役員 グループCHRO

受賞者からのコメント

私の志は「組織と個人のWIN-WINの関係を構築し、その両者のWINのレベルを最大化させること」です。個人のWINは自分の志に基づいてポテンシャルを最大限発揮できること、組織のWINは事業が成長し企業理念を実現することです。

パナソニックグループには100年以上の歴史の中で受け継いできた経営基本方針があります。この経営基本方針に基づいて、個人が積極果敢に挑戦し、持てる力を解き放ち(UNLOCK)、仕事に没入し、強い充実感と成長実感を得られる組織を実現することで、組織の成果が最大化されて持続的な企業価値向上につながると確信しています。 そのために最先端のHR-Techを活用し、自らが高いエネルギーを放ち周囲に元気を与える存在でありたいです。

パナソニックが変われば日本が変わる。そんな想いで一人ひとりが自分のポテンシャルをUNLOCKできる会社への進化を進めてまいります。

「HRアワード2024」最優秀賞
書籍部門 最優秀賞

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学

著者:古屋星斗/出版社:日経BP 日本経済新聞出版

受賞者からのコメント

どんな過去の人々も、どんな動物も、自分が育てられたやりかたをベースにして若者や子どもを育ててきました。しかし、いまマネジャーの若手育成最大の悩みは「自分が育てられた方法で若手を育てられない」。これまでと全く異なる方法論が必要になっています。

背景にあるのは、2010年代後半以降の急速な労働環境の変化です。この変化をもたらしたのは法改正という不可逆なものであり、その改正の根底には若年労働者が希少になったという人口動態があります。

こうした構造的な変化で登場した「ゆるい職場」で、どのように若手を育てれば良いのか。本書はこれまで誰も向き合ったことのないマネジャーの皆さんの悩みに焦点を当て、私が行った調査・研究や、さまざまな方々との協働を整理した書籍です。

この書籍に載っていることは、いわば「理論的にはこうだ」という実践における仮説集です。本書のような仮説集が歴史ある本賞を受賞したことは、若手育成が「好事例踏襲」から「試行錯誤」の時代に入ったことを示しているように感じます。私も試行錯誤を続けてまいります。

「HRアワード2024」優秀賞
書籍部門 優秀賞

人材開発・組織開発コンサルティング 人と組織の「課題解決」入門

著者:中原 淳/出版社:ダイヤモンド社

受賞者からのコメント

『人材開発・組織開発コンサルティング』は「KKD(勘と経験と度胸)だけに頼る人材開発・組織開発」をアップデートし、「データと理論にもとづく人材開発・組織開発」をより多くの方々が実施いただけるように書いたつもりです。このたび、優秀賞にお選びいただき、心より感謝いたします。

これから人材開発・組織開発は、豊穣な「科学知(データ・理論)」のもとに、実践者がより高度な「臨床知」を発揮しながら達成されるものに変化していくと思います。科学知と臨床知を兼ねそなえた「アカデミックプラクティショナー」が、日本の人材開発・組織開発をより高度なものに変化させていくでしょう。

わたしが、仕事をする上でもっとも大切にしていることは「お届けすること」です。今後も、しっかりとした研究知見を、現場で奮闘する方々に「お届けする」べく、日々、精進していきたいと考えております。このたびは本当にありがとうございました。

「HRアワード2024」優秀賞
書籍部門 優秀賞

「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

著者:今井 むつみ/出版社:日経BP

受賞者からのコメント

本書で紹介している私たちの認知の力の特徴は、認知科学の世界では、実は当たり前のことばかりです。にもかかわらず、刊行以来たくさんの反響をいただいていること、そして今回、このような賞をいただきましたことを、喜びはもちろんですが、驚きをもって受け止めています。

それだけ、「何回も丁寧に説明しているはずなのに、伝わらないのはなぜだろう?」と悩みにも近い疑問を、多くの方が日々、実感されているということなのでしょう。

伝えたい物事がうまく伝わらないとき、多くの方は「伝え方」や「言い方」を工夫されるでしょう。しかし、人の「聞き逃し、都合よく解釈し、誤解し、忘れる」という当たり前の性質に、今一度目を向けてみてください。それだけで、コミュニケーションの取り方や相手に向ける視線が変わってくると思います。

今後、職場がますます多様化し、さまざまな背景や信念を持つ人が増えていく中で、本書をお役立ていただければと願っています。

「HRアワード2024」優秀賞
書籍部門 優秀賞

罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法

著者:小林 祐児/出版社:集英社インターナショナル

受賞者からのコメント

近年、中間管理職の負荷があまりにも高くなっている。それにもかかわらず、企業内部ではその負荷をさらに高めるような負のスパイラルが回り続けている。本著の問題意識はその1点でした。

実務界でも学術界でも、「理想のリーダーのあり方」を模索する言説は百花繚乱です。多様なリーダーシップの姿が提案されるたびに、スキル化・ノウハウ化され、管理職個人にインストールされようとする。

そうした素朴な営みが成功せず机上の空論で終わるのは、リーダーシップを「身に着けること」とリーダーシップが「発揮できること」の間にある〈溝〉の存在です。年々深くなるこの〈溝〉の存在こそが、管理職問題を組織総体の中で捉える必要性を示しています。

その溝の中には一体どんなものが潜み、なぜそれは無視され続け、どんな道具で埋めることができるのか。本著で投げかけたこの視線が、少しでも多くの現場まで届くことを願っています。

「HRアワード2024」最優秀賞
人材採用・雇用部門 最優秀賞

株式会社ABABA

「不採用通知」がアドバンテージに! 就活の過程を評価するスカウトサービス「ABABA」

受賞者からのコメント

長い選考を経ても、不採用になればまたイチからやり直し。
そんな就活のシステムによって私の親友は鬱(うつ)になりました。

われわれは不採用通知=「お祈りメール」を応援のエールに変えるということを目標に掲げ、2020年にABABAを創業しました。

新卒スカウトサービス『ABABA』は、最終面接に進んだことのある優秀な学生だけにオファーを送れる点が評価され、リリースから4年で1700社の企業様と年間4万人の就活生にご利用いただくまでに成長しています。

われわれは「自社での採用が叶わなかった優秀な人材」を最終面接まで進んだお墨付きの人材として再度採用市場に送り合えるシステムを作りました。これは採用活動の効率化を手助けするだけのものではありません。不採用にした候補者にも目を向けて次の一歩を応援し、人材の循環を生むものです。採用の競争を共創に変えます。

本当の意味で人を大切にする人的資本経営、well-beingに寄与する仕組みを一緒に創っていきましょう。

「HRアワード2024」優秀賞
人材採用・雇用部門 優秀賞

株式会社PR Table(現:talentbook株式会社)

実名×現役社員のリアルな声を可視化。働く人のストーリー発信プラットフォーム「talentbook」

受賞者からのコメント

PR Tableは、「働く人の笑顔が""連鎖する""世界をつくる」をビジョンに掲げ、企業で働く社員(タレント)を主役にした情報発信を通じて、企業の採用力やエンゲージメント向上を支援してきました。人的資本経営が重視される時代のニーズに応えて、今では累計1,200社以上に「talentbook」を導入いただいています。2024年11月からは社名とサービス名を「talentbook」に統一し、さらなる成長を目指してまいります。

キャリアニーズの多様化によって、求職者は求人票に書いてある情報だけではなく、より深い情報を求めるようになっています。現役社員の「働き方・キャリア」に関するコンテンツを1万本近く掲載している「talentbook」への検索流入は2年で約3.5倍に増加し、年間230万人が訪れるプラットフォームへと成長しました。今後はデータ拡充に伴い、AIによるレコメンド機能などを開発し、企業と求職者の偶発的な出会いを生み出すHRプラットフォームへと進化させていきます。

「HRアワード2024」最優秀賞
人材開発・育成部門 最優秀賞

株式会社Schoo

自律型人材の育成や企業内の“学び合い”の文化醸成を目指す
オンライン学習サービス「Schoo for Business」

受賞者からのコメント

Schooは2011年の創業から「世の中から卒業をなくす」というミッションを掲げ、学びの障壁を取り除き、誰もが学び続けられる社会を目指しサービスを展開してまいりました。法人向けオンライン学習サービス「Schoo for Business」では、8,500本以上のビジネススキルやコミュニケーション、リベラルアーツなど幅広いジャンルの学びを提供しています。

私たちが大切にしているのはコンテンツの提供だけではなく、仲間と共に双方向で""学び合う場”をつくることです。 双方向性のある生放送授業やコミュニティ学習の伴走支援を通じて、学習者が意見を交わし、他者の視点を取り入れながら深い学びを体験できる場を提供しています。

昨今のDX化や人的資本経営の重要性の高まりを受け、導入企業数は4000社を超えました。企業の自律型人材の育成や、学びの文化醸成に向けた伴走支援を行い、引き続き個人と組織の成長を支え、社会の前進に貢献できる企業であり続けるため尽力してまいります。

「HRアワード2024」優秀賞
人材開発・育成部門 優秀賞

一般社団法人プロティアン・キャリア協会/4designs株式会社

社員が自らキャリアの舵を取り、行動変容することが人的資本経営のカギ。伴走型の組織開発支援「プロティアン・キャリアドック」

受賞者からのコメント

自分の軸を持ち変幻自在に生きる実践理論である現代版プロティアン・キャリア理論を設立から4年間で約30万人の方に伝えてきました。

「プロティアン・キャリアドック」はこの理論に基づき、社員一人ひとりが自分のキャリアを主体的に考え、成長できるよう支援するプログラムです。人的資本経営の推進に向け、キャリア面談、管理職向けから階層別まで幅広い多様なキャリア研修、e-ラーニングなどを組み合わせて組織と個人の関係性を変え、キャリア自律を推進してきました。

リーダーからメンバーまで自律した社員を増やしたいという多くの企業様に共感いただき、大手企業含む200社以上に導入しています。プロティアン・キャリア協会の認定を得た約350名以上の認定者の方の活動にも支えられてきました。今後は、キャリア開発診断サービスの開発やAIを活用したサービスにも取り組み、協会パーパスである「心理的成功があふれる社会の実現」を目指し走り続けます。

「HRアワード2024」最優秀賞
組織変革・開発部門 最優秀賞

オープンワーク株式会社

生の声から組織を分析、採用課題・組織課題を炙り出す「従業員クチコミレポート」

受賞者からのコメント

当社の企業ミッションは「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」です。良い会社に人が集まり、良くない会社には人が集まらず、一人ひとりが主体的に仕事を選択する社会の実現を目指しています。

今回、賞をいただいた「従業員クチコミレポート」は、「人が集まる良い会社」を志す経営者・人事の方をデータ方面から支援するサービスです。レポートは、Open Workに寄せられた1700万件以上のクチコミをAIで分析・スコア化し、企業の組織風土を可視化するものです。日頃なかなかアクセスできない従業員の「本音」をもとに、組織課題の発見・検証から、具体的な解決策立案にまで用いていただけます。

今後も「従業員クチコミレポート」を筆頭としたサービスの提供を通じ、誠実な経営者・人事の方々を支援させていただきながら、ジョブマーケットの発展・透明性向上に尽力してまいります。

「HRアワード2024」優秀賞
組織変革・開発部門 優秀賞

株式会社ヤプリ

自社アプリでビジョン浸透に人材育成、業務効率化までオールインワン
イキイキとした組織を「Yappli UNITE」で

受賞者からのコメント

このたびはプロフェッショナル組織変革・開発部門において優秀賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。ありがとうございます。

ノーコード(プログラミング不要)でアプリの開発・運用・分析ができるプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは、2023年8月に社内向けアプリのサービス「Yappli UNITE(ヤプリ ユナイト)」をリリースしました。

同サービスは、理念・ビジョンの浸透といった会社からの「想い」をしっかり届ける仕組みと共に、学習用のコンテンツや各種申請などの業務効率化を支援するコンテンツをひとつに集約している点が特徴です。現在、従業員を多く抱える企業様中心に、導入が進んでおり、従業員エンゲージメントの向上にも貢献しております。今回の受賞を励みに、さらなるサービスの進化に邁進致します。ぜひご期待ください。
ありがとうございました。

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